2023/05/10 08:57:21
  • 「IT技術者・クリエイターカフェのメールマガジン」230510号

コンピュータ・ユニオン関西IT支部の「IT技術者・クリエイターカフェのメー
ルマガジン」230510号を{EMAIL}さん宛にお送りします。

メールマガジンの配信停止を希望される方はこのメールの最後を参照ください。

コンピュータ・ユニオン関西IT支部はIT技術者・クリエイターの社会的地位向
上を目指し、運動をすすめています。
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■今月のIT技術者・クリエイターカフェはお休みで、「技術交流会」を行いま
す。

***** 関西IT支部・技術交流会2023 のご案内 (始まり) *****

日時
 2023年5月20日(土) 14:00(午後2時)から

場所
 エル・おおさか(大阪府立労働センター)707号室
 および、オンライン(Zoom)の併用
 (Zoom参加の方には、Zoomミーティング情報をメールでお知らせします。)

内容
 関西IT支部のメンバーが、技術的なこと、生活・仕事に関することなどで、
 自由に発表します。
 発表を希望される方は、ご連絡ください。

参加申し込み
 以下のGoogleフォームに記入ください。
https://forms.gle/juz2Kx8BdWNbPaCF7

案内WebページとチラシPDF
・Webページ
https://cu-kansai-it.org/v02/?e-landing-page=elementor-%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8-2093
・チラシPDF
https://drive.google.com/file/d/1k-OfcSZdOU7toLb79-YecFskBIdxKK4q/

***** 関西IT支部・技術交流会2023 のご案内 (終わり) *****

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■フリーランス新法が成立

A.フリーランス新法の制定経緯
「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」という名の「フリーラ
ンス新法」が、4月28日に成立しました。公布から1年半以内に施行されるため、
「遅くとも2024年には施行される見通し」とのことです。
2021年3月に政府が「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するための
ガイドライン」を策定し、「フリーランスに係る取引適正化のための法制度の
方向性」を経て、法案が作成されています。
「フリーランス新法のポイント・背景を掘り下げ解説!」
https://blog.freelance-jp.org/20220914-16097/
出版ネッツでは『「法制度の方向性」に関する意見を内閣官房に提出』するなど、
フリーランスを多く組織している労働組合でも、法制化に対し、フリーランス
の保護を訴えてきています。
https://union-nets.org/archives/7394

参考サイト
・ガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/zaitaku/index_00002.html#h2_free2
・法制度の方向性
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000241038

B.フリーランス新法の具体的内容
B-1 当事者
 ・他者を雇わず1人で仕事をしている事業者は「特定受託事業者」=「フリー
  ランス」
 ・自らが発注者として業務委託(再委託)の実態が認められる仲介事業者は、
  「特定業務委託事業者」として規制対象

B-2 取引の適正化
 ア 契約条件明示
  ・発注者は、「こういう仕事」の中身を双方が記録として参照できる形
   (契約書、発注書、メール、チャットなど)で残すこと
  ・「業務内容、成果物、報酬額、諸経費の扱い、納期(契約期間)、納
   品・検収方法、支払い期日、契約変更・解除条件、秘密保持」は最低
   限必要
 イ 支払い期日
  業務を完了・納品してから60日以内に報酬を支払う
 ウ 禁止行為
  「1 一方的な受領拒否、2 一方的な報酬減額、3 一方的な返品、4 買いた
  たき、5 一方的な押し売り、6 金銭・役務などの利益提供の強要、7 不当
  な変更・やり直しの強要」が禁止行為

B-3 就労環境の整備
 ・正確かつ最新の内容での募集
 ・育児介護等への配慮
 ・ハラスメント対策
 ・契約の中途解除の事前予告

B-4 違反した場合
 ・必要に応じて発注者に対する助言、指導、報告徴収・立ち入り検査、勧告、
  公表、命令
 ・命令違反や検査拒否等に対しては、50万円以下の罰金
 ・フリーランス・トラブル110番
  https://freelance110.jp/

B-5 下請法との違い
 下請法が適用される発注者は「資本金1000万円超の法人クライアント」

参考サイト
・内閣官房 フリーランス新法の概要
https://www.cas.go.jp/jp/houan/230224/siryou1.pdf
・内閣官房 フリーランス新法の法律案・理由
https://www.cas.go.jp/jp/houan/230224/siryou3.pdf
・フリーランス協会 「フリーランス新法が成立しました」
https://blog.freelance-jp.org/20230428-18420/
・Workship MAGAZINE 「フリーランス新法とは? 内容や対象者、いつから施行
 か」
https://goworkship.com/magazine/subcontractors-act/

C.フリーランス新法に関する意見など
・NPO法人・働き方ASU-NET 『「フリーランス新法」案を考える(1) 無権利労働
 拡大ではないか?』
https://hatarakikata.net/17562/
・全国労働組合総連合 『「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律
 案」に関する意見』
http://www.zenroren.gr.jp/jp/housei/data/2023/230414_02.pdf
・箱守法律事務所 「フリーランス保護の論点」
https://hktcorp.jp/%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e3%81%ae%e8%ab%96%e7%82%b9/

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