2023/06/16 12:54:25
  • 「IT技術者・クリエイターカフェのメールマガジン」230616号

コンピュータ・ユニオン関西IT支部の「IT技術者・クリエイターカフェのメー
ルマガジン」230616号を{EMAIL}さん宛にお送りします。

メールマガジンの配信停止を希望される方はこのメールの最後を参照ください。

コンピュータ・ユニオン関西IT支部はIT技術者・クリエイターの社会的地位向
上を目指し、運動をすすめています。
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■今月のIT技術者・クリエイターカフェは「Pythonによる数理最適化の入門の
入門」を行います。

古くから「巡回セールスマン問題」、「ナップサック問題」など、数理最適化
問題はいろいろ検討されてきました。
数理最適化は難しいところもありますので、「入門の入門」として、Pythonの
PuLPを利用した簡単なものを紹介したいと思います

日時
 2023年6月24日(土) 14:00〜16:00

場所
 Web(オンライン)会議で参加できるようにします。
 参加申し込み者には、別途、参加するためのURL等を連絡します。

参加申し込み
 IT技術者・クリエイターカフェへ参加を希望される方は以下のGoogleフォー
 ムへ記入してください。
https://forms.gle/KykAjED7ozyKuqRc8
回答は、6月24日の13:00ごろに締め切ります。

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■Googleドライブの共有フォルダを静的Webサイトにする(セキュリテイ注意)

ちょっとしたHTMLファイルなどをWebサイトにしたいことがたまにありませんか。
そんなとき、いちいち、Webサーバーで公開するのも面倒ですが、Googleドライ
ブの共有フォルダを、Webサイトとして表示させるサービスがあります。独自
ドメインを取得すれば、独自ドメインでHTTPSによりアクセスできます。

※注意 このサービスにGoogleドライブへのアクセス権限を付与しますので、
Googleドライブに重要なファイルを保存しているアカウントで行うことは避け
た方がいいでしょう。

DriveToWebというサービスで、ほとんど以下のサイトのままです。
「ウェブサイトをGoogleドライブでホストする」
https://blog.mktia.com/website-hosting-on-google-drive/

A. Googleドライブで「リンクを知っている全員」の共有フォルダを作成
Webサイトとして公開したいHTMLファイルなどが入っているフォルダの共有設定
で、「リンクを知っている全員」の共有を行います。なお、この共有フォルダ
は、URLとしてアクセスしますので、URLとして適切な文字を使用した方がいい
です。なお、独自ドメインを使用する場合、ドメイン名が"example.com"であ
ったときは、共有フォルダとして、"www.example.com"を指定することがいいよ
うです。

B. DriveToWebを用いてGoogleドライブでのホスティングを有効にする
ブラウザで、https://drv.tw にアクセスすると、「Host on Google Drive」と
「Host on Microsoft OneDrive」のどちらかを選択する画面が表示されますの
で、ここでは「Host on Google Drive」を選択します。その後、DriveToWebへ
Googleドライブへのアクセス権を付与するかどうか確認がきますので、許可しま
す。
DriveToWebでGoogleドライブのホスティングがうまくいくと「Your web pages」
に、Googleドライブの共有フォルダをWebサイトとして、ブラウザでアクセスす
るためのURLが表示されます。
例えば、https://xxxxxxxxxx.on.drv.tw/www.example.com/ です。ここで、
"xxxxxxxxxx"は、なにも指定しない場合、ランダムに生成されますが、"Your
site name"で指定することもできます。
単純に、Googleドライブを静的Webサイトにするには、以上で完了です。
以下は、独自ドメインを利用し、HTTPS化するための手順です。

C. 独自ドメインの設定
DriveToWebのドキュメント(https://docs-of.drv.tw/)の"USING A CUSTOM
DOMAIN NAME"(https://docs-of.drv.tw/how-to/using-custom-domain-name/)
では、Freenom(https://www.freenom.com/)を使用し、無料でドメインを取得
できるように書かれていますが、わたしが試したときは、利用不可でした。
GIGAZINEには、FreenomがMetaに「サイバースクワッティング(*1)の疑い」で
提訴されているように書かれており、その影響かもしれません。
「Metaがサイバースクワッティングの疑いでドメインレジストラ・Freenomを
提訴 - GIGAZINE」
https://gigazine.net/news/20230309-freenom-sued-by-meta/
Freenomが使えなくても、国別トップレベルドメイン(ccTLD)にこだわらなけ
ば、どのドメインのレジストラも無料に近い料金で、1年目は取得できるよう
です。

ドメインが取得できているとの前提で、DNSの設定です。上記Bの場合、CNAME
レコードとして、名前(name) www 、値(target) xxxxxxxxxx.on.drv.tw を
指定します。
1時間程度(最大72時間)で、DNSの設定が反映され、http://www.example.com
で、アクセスできるようになります。

D. HTTPSでアクセスできるようにする
最後に、CDN(Content Delivery Network)を利用した、HTTPS化です。
ドキュメント(https://docs-of.drv.tw/how-to/using-cdn/)では、CloudFlare
CDNを利用した例が書かれていますので、そのまま、CloudFlareを利用します。

まず、CloudFlareの画面に従い、上記Cのドメインレジストラでネームサーバー
を、CloudFlareのネームサーバーに切り替えます。

次にDNSのCNAMEレコードを上記Cと同様に設定します。
CloudFlareのCDN利用では、更に、TXTレコードを設定します。名前(name) www
、内容は(Content)DRVTW=xxxxxxxxxx.on.drv.tw です。
しばらくすると、https://www.example.comでアクセスできます。

CloudFlareについては、以下のサイトも参照ください。
「Webサイト運営者必見!Cloudflareの使い方を知ろう【無料プランの登録・設
定方法を詳しく解説】」
https://www.value-domain.com/media/cloudflare/
「Cloudflareを使ってウェブサイトを無料でHTTPS化してみた」
https://dev.classmethod.jp/articles/end-to-end-ssl-with-cloudflare/

なお、CDNはキャッシュですので、元のGoogleドライブの内容を変更しても、反
映されるまでには、ある程度時間がかかります。

(*1)JPRS「ドメイン名を、不正な目的で登録・使用すること」
https://jprs.jp/glossary/index.php?ID=0074#:~:text=%E3%83%BB%E4%BB%96%E4%BA%BA%E3%81%8C%E6%A8%A9%E5%88%A9%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A4,%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%AF%84%E3%81%9B%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%80%82

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