コードの臭い」そしてリファクタリング

「コードの臭い」があるプログラムのメンテナンスにリファクタリングは必須です。
私のように個人作業で進める開発はいい加減なプログラムが多いので、メンテナンスに苦労します。

以下「リファクタリング」(http://www.woodensoldier.info/computer/refactoring/)より

リファクタリングの基本方針
・コードをできるだけ小さな単位に分割する
・処理のかたまりに名前をつける
・処理を重複して記述しない
「 どんなプログラマーでもコンピュータに理解できるコードは書ける。しかし優秀なプログラマーだけが、人間に理解できるコードを書くことができる。
」~Martin Fowler~

リファクタリングのルール
・リファクタリングと機能改変を同時にはおこなわない。リファクタリングをしてから新しい機能を追加する。
・リファクタリングを始める前と後にはユニットテストを実行しコードの機能が変更ないかを確認する。
・パフォーマンスよりもメンテナンス性を重視する。
・こだわり過ぎてはいけない。
・小さなリファクタリングとテストの組み合わせを繰り返す。決して一度に大きなリファクタリングをしない。
「大きなリファクタリングは惨事のもとである。」~Kent Beck~

本家”マーチン・ファウラー”のリファクタリングカタログ
http://refactoring.com/catalog/
「リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック(ピアソンエデュケーション)」を読んでもらうのが
一番なのですが、絶版かもしれません。

参考
「コードの臭い」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%E8%87%AD%E3%81%84
「不吉な匂い」
http://objectclub.jp/technicaldoc/refactoring/refact-smell

WPFではイベント駆動型は使用しないのか

.NETのWPF(Windows Presentation Foundation)では、MVVMパターン的な実装が推奨されるようです。
http://ugaya40.net/mvvm/mvvm_document.html
http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/chushin/greatblogentry_02/greatblogentry_02_01.html

MSDNマガジンに実装サンプルがあります。
Model-View-ViewModel デザイン パターンによる WPF アプリケーション
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/magazine/dd419663.aspx

先日、WPFのプログラムを作るにあたり、上記のサンプルを参考し、MVVMパターン的な実装をしてみましたが、
慣れないと、かなり大変です。イベント駆動型実装の思考に慣れすぎているのかもしれません。
MVVMパターン実装での失敗例など。
http://www.slideshare.net/Posaune/livetmvvm

規模の大きなWPFの開発では、MVVMパターンが多くなると思われますので、最低限の知識は必要でしょう。

Windowの標準バックアップツールで共有フォルダに保存したものをコマンドで復元

Windows Server 2008、Windows7標準のバックアップツールで共有フォルダにバックアップしたもを
コマンドwbadminで復元するのにハマりました。

基本的な情報は、以下のサイトにあります。
http://network.station.ez-net.jp/server/microsoft/windows/2008.core/backup/wsb-restore.asp

ボリュームで復元する手順には以下のようになります。
1. wbadmin get versionsで共有フォルダ上のバージョン情報を取り出す。
具体的には wbadmin get versions -backupTarget:共有名 -machine:バックアップを取ったサーバー名
バージョン情報は基本的に日付に関するもので”02/01/2014-19:00”などになります。
2. wbadmin get itemsでバージョン情報からボリューム情報を取り出す。
具体的には wbadmin get items -version:バージョン情報 -backupTarget:共有名 -machine:バックアップを取ったサーバー名
ドライブ情報はバックアップしたドライブごとに{35f0b218-1ed6-11e0-afb1-842b2b6aeed4}などで表示されます。
3. wbadmin start recoveryで復元する
具体的には wbadmin start recovery -version:バージョン情報 -backupTarget:共有名 -machine:バックアップを取ったサーバー名
-itemtype:Volume -items:\?Volume{上記2で表示されたバックアップされたドライブ情報} -recoveryTarget:復元先のドライブ番号 -quiet

Windowsアプリの自己自動更新ライブラリー

バグは作りたくなくても、入り込んでしまうものです。
そこで、サーバーに最新版をセットすれば、自動的にアップデートしてくれれば便利です。
バッチコマンドを無条件に実行させるのも方法ですが、利用者にアップデートされたことを
通知してくれれば親切です。
.NETにClickOnceがありますが、どこにインストールされたか分かりにくい曲者です。
そこで、自動更新してくれるツールがないか調べてもました。
以下のサイトに一覧があり、ほとんどオープンソースで、ソースを解析し、自分なりのものを
作ることもできます。
「自動更新ライブラリを比較する」
http://d.hatena.ne.jp/sixpetals/20130418/p1

十分調べていませんが、結論的には、どれも、しっくりこない感じです。
・NAppUpdate
http://www.mori-soft.com/2008-08-15-01-36-37/2009-08-02-15-37-17/134-net-nappupdate
結構アプリケーションの変更が大変。
・wyUpdate
http://code.google.com/p/wyupdate/
設定ファイルの設定が大変。有料のツールを使う?
・NetSparkle
http://netsparkle.codeplex.com/
ドキュメントが分からない。XMLの定義方法が不明。
・DDay.Update
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_dday-update/
ClickOnceのサーバー設定を使う。これは実際動作確認。
・AutoUpdater.NET 1.2
http://autoupdaterdotnet.codeplex.com/releases/view/105236
1つのEXEだけ対応?

他の参考サイト(古い情報です)
・「ClickOnceの基本動作を見てみよう」
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0601/18/news112.html
・「NETアプリケーション自動更新技術の比較」
http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/special/autoupdate/autoupdate_02.html

Windowsでコマンドプロンプトでzipファイルができない?

Winodwsでエクスプローラーから、zipファイルの作成、解凍はできるのに、コマンドプロンプト
からできないようです。
一番簡単な方法は、7-Zip コマンドラインバージョンを使うようです。
http://sevenzip.sourceforge.jp/howto/non-install-compress.html

ちなみに、コマンドプロンプトでctrl+c、ctrl+vは効きませんが、近い方法はあるようです。
http://bata64.hatenablog.jp/entry/20090119/1232348259

Windowsでもセキュアなsftpを利用しましょう

レンタルサーバーなどに、せっかく、sftpサーバーがあるのであれば、クライアントのWindowsからも、sftp機能を利用しましょう。
いつも間違えるsftpとftpsの違いは以下のサイトを参照。
http://distacks.com/life/2012/05/000023.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/SSH_File_Transfer_Protocol
http://ja.wikipedia.org/wiki/FTPS

クライアントのsftp対応ソフトでWindowsからも利用できるWinSCPが便利です。
オープンソースで、グラフィカルなインターフェース、および、コマンドラインからも利用できます。
http://winscp.net/eng/download.php
日本語化もできるようです。
http://winscp.net/eng/docs/lang:jp

コマンドラインから、定期的に実行させれば、フォルダの同期などもできます。
http://sourceforge.jp/magazine/10/04/20/1033216

VMware PlayerのMACアドレスに注意

VMware Playerは、非商用限定で無料です。仮想OSを作成するに便利です。
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/6_0
(商用で使用するには有料のVMware Player Plusなどを使用します)
今日は、その設定で失敗談です。
WEBアプリケーションサーバー用のWindows Server 2008 R2仮想OSを作り(これをAサーバー)、
それをコピーして、DBサーバー用を作成(これをBサーバー)しました。
VMware Playerのネットワークはブリッジの設定をし、それぞれに固定IPアドレスをつけました。
Aサーバーからも、Bサーバーからも、ホストOS(仮想OSを動かす元のOS)へのpingは通るが、
AサーバーとBサーバー間でpingが通りません。いろいろ調べましたが原因がわからず七転八倒。
Aサーバー、Bサーバーの固定IPをやめ、自動取得にすると、なんと、両サーバーとも、同じIPアドレスが付与
されてるではありませんか。その理由は、1つめのサーバーの仮想OSを単純コピーしたため、ネットワークに
同じMACアドレスが付与されたためでした。MACアドレスを作成し直し、解決しました。

Visual Studio 2010で画面デザイン表示が異常に遅くなる

Visual Studio 2010 を使用していて、急に、画面デザイン表示が遅くなることが
あります。
下部のステータスバーに「パッケージ…からツールボックスを読み込んでいます…」が
表示され、そのまま、ハングアップしたように見えます。
Visual Studioに関連するソフトのインストールが引き金のようです。

Visual Studio 2010 のバグのようで、以下のサイトに解決方法があります。
http://d.hatena.ne.jp/gsf_zero1/20120409/p1

経験的には以下の状況です。
・Windowsフォーム、ASP.NETののどちらの画面デザインでも発生する
・Silverlight5関係がインストールさていなくても発生しする

USBメモリも暗号化してはいかがですか

USBフラッシュメモリも、Windowsで使用する場合、NTFSでフォーマットすれば、Windowsの暗号化機能が使用でできます。
データのバックアップなどで使用する場合は、十分有効です。
ハード的に暗号化できるUSBフラッシュメモリもありますが、高価です。
Windowsの暗号化ファイルシステム(EFS: Encrypting File System)については、以下のサイトが詳しく、
2台以上のパソコンで、暗号化用証明書を同一にする方法なども書かれています。
http://07.net/EFS/

Windowsの暗号化だけでは心配な方は、以下の様な、暗号化ソフトを併用されてはいかがでしょうか。
TrueCryptはWindowsとMacで同じように利用できるので便利です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/TrueCrypt

Windowではログインパスワード解除ツール「Ophcrack」などがよく知られていますが、Macはファームウェアパスワードを
設定しないと、簡単にパスワードを解除できますのでご注意ください。
http://www.lifehacker.jp/2012/10/121019break_into_win.html
http://www.lifehacker.jp/2012/10/121019break_into_mac.html

SqlDependencyのSQL文にご注意

SQL Server 2005以降、テーブルが更新されると、それをイベントとしてアプリケーションが
受け取れる仕組みを作成するSqlDependencyクラスがあります。
これを使うと、サーバープログラムとクライアントアプリケーション間で、実装が面倒な
ソケット通信などの処理を作成すること無く、クライアントアプリケーションに通知する
仕組みが作成できます。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/system.data.sqlclient.sqldependency.aspx

具体的な実装方法は、以下のサイトを参照ください。
http://dotnet.dzone.com/articles/c-sqldependency-monitoring
http://www.dreamincode.net/forums/topic/156991-using-sqldependency-to-monitor-sql-database-changes/

大まかな流れは以下の通りです。
A SQL ServerでQUEUE等を作成
B アプリケケーションでテーブルの変化を通知してほしい、SQLECT SQL文を作り、そのSQL文の結果が
変化したとき実行されるメソッドを登録するイベントを設定
C 実行されるメソッドを定義

このBでのSQL文に制約があり、SqlDependencyクラスの制約にあっていないと、大量のイベントが
発生し、Cのメソッドの処理でCPUがフル状態となってしまいます。
以下のSQLは経験上ダメなのでご注意ください。他にもダメな場合があるかもしれません。
・外部結合(Outer Join)のSQL
・3つ以上を結合するSQL
もし、どうしてもこのような条件のSQLを使いたい場合、SqlDependencyクラスを使うため専用の
テーブルを作成するのもひとつの回避方法です。

4月27日カフェ「生成AI革命 社会は根底から変わる」の読書会

X